イントロダクション

21人VS10,000人 映画史上最も過酷な死闘が始まる―! 全印<インド>熱狂&感動のスペクタクル、日本緊急公開!!

 10,000人の軍勢に包囲された孤高の砦“サラガリ”。味方はわずか21人。絶体絶命、孤立無援、四面楚歌…、それでも男たちは、愛する者への想いを胸に最後まで戦った…。
 インド近代史に残る伝説の激闘“サラガリの戦い”を映画史上初めて完全映像化した興奮と感動の戦争スペクタクル超大作。インド本国では今年3月21日に封切られ、本年度最高のオープニング興行成績を記録(2019年5月末時点)、すでに全世界で35億円を超える興行収入を稼ぎ出している話題作が、インド映画としては異例の早さで日本のスクリーンに登場!

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』アクションスタッフ総結集!

 主人公の誇り高き戦士イシャル・シンを演じるのは『パッドマン 5億人の女性を救った男』が日本でも大ヒットを飛ばしたボリウッドのトップスター、アクシャイ・クマール。ヒロインには『僕の可愛いビンドゥ』のパリニーティ・チョープラー。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のローレンス・ウッドワードはじめ、世界最高峰のアクション監督とスタントマンが総結集して手がけた壮絶な戦闘シーンは、ハリウッド映画をも凌ぐスケールと迫力で見る者を圧倒する!
 インド中が泣いた感動の実話、命をかけて歴史に名を刻んだ勇者たちの熱き闘いが幕を開ける!!

ストーリー

 1897年、イギリス領のインド北部(現在のパキスタンとアフガニスタン国境付近)には、辺境部族を警戒する砦が築かれ、英国軍とシク教徒が警備していた。下士官イシャル・シンは、英国人将校の命令を無視して部族の女性を救ったことで、僻地にあるサラガリ砦の司令官を命じられる。そこには実戦経験の乏しいシク教徒20人が配属されていた。部隊を鍛え直すイシャルだが、その頃1万人に及ぶ部族連合が一斉攻撃を企てていた…!

キャスト/スタッフ

  • Akshay Kumar

    アクシャイ・クマール
    (イシャル・シン)

    1967年生まれ。パンジャーブ州アムリトサル出身。
    フォーブスが発表した「2018年度 最も稼いだ俳優ランキング」で第7位にランクインした超人気ボリウッドスター。空手やテコンドーなどで黒帯を取得し、アクション&コメディ俳優として人気を博す。2001年に人気女優であったトゥインクル・カンナーと結婚。『チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ』(09)や『スタローンinハリウッド・トラブル』(09)では高度なスタントを披露、バイクを乗り回す型破りな<神>を演じた『オーマイゴッド ~神への訴状~』(12)や、『スペシャル26』(13)、『エアリフト ~緊急空輸~』(16)など、コメディから骨太な社会派ドラマまでオールマイティに活躍。妻の不倫相手を殺害する海軍中佐を演じた法廷サスペンス『ルストムの裁判』(16)でナショナル・フィルム・アワード (国家映画賞)の主演男優賞を受賞。妻トゥインクル・カンナーが原作・製作の『パッドマン 5億人の女性を救った男』(18)は日本でも大ヒットし、クライマックスの国連演説シーンをはじめ入魂の演技が大絶賛された。『ロボット』(10)の続編で2018年インド国内興収No.1ヒットの『2.0(原題)』(18)では不気味な敵役で出演している。

  • Parineeti Chopra

    パリニーティ・チョープラー
    (イシャルの妻)

    1988年生まれ。インド北部のアンバラ出身。
    投資銀行家を志し英国のマンチェスター・ビジネス・スクールで経営、金融、経済学の優等学位を取得。インドに帰国後、広報コンサルタントとして映画製作会社ヤシュ・ラージ・フィルムズに入社すると、やがて女優の道に進むことを決意。ランヴィール・シン主演の『Ladies vs Ricky Bahl』(11)で長編映画デビューを果たし、フィルムフェア賞やジー・シネ・アワード、スター・スクリーン・アワードなど数々の映画賞で新人女優賞を総なめにする。その後『Ishaqzaade』(12)、『Shuddh Desi Romance』(13)、『Hasee Toh Phasee』(14)、IFFJ上映作『僕の可愛いビンドゥ』(17)など多数のヒット作に出演。歌手としても活躍している。『バルフィ! 人生に唄えば』(11)や『ベイウォッチ』(17)などハリウッドでも活躍する女優のプリヤンカー・チョープラーは従姉にあたる。

  • Anurag Singh

    アヌラーグ・シン
    (監督)

    パンジャーブ州ジャランダル出身。
    オーストラリアのディーキン大学で映画を学び、インドに帰国後、『Jatt & Juliet』(12)、『Jatt & Juliet 2』(13)、『Punjab 1984』(14)、『Super Singh』(17)などパンジャーブ語映画のヒットメーカーとして活躍。ボリウッドで脚本・監督を手掛けた本作が大ヒットを記録し、インド映画界の新たな才能として将来が期待されている。

『KESARI/ケサリ』をもっと楽しむための3つのポイント

(インド映画研究家・高倉嘉男)

1.映画の背景

 18世紀から19世紀にかけて、インド亜大陸各地の王国は徐々に英国の支配下に組み込まれて行き、最後まで抵抗を続けたシク王国も1849年に併合された。こうして英領インドはアフガニスタンと本格的に国境を接することとなるが、その最前線に位置していたのが映画の舞台となるサラガリ砦であった。この地域では、パシュトゥーン人の各種部族が互いに抗争を繰り広げていたが、外敵を前にし、一丸となって攻撃をしてくるようになった。サラガリ砦はその標的となる。1897年9月12日午前9時、1万人以上のパシュトゥーン人がサラガリ砦を急襲した。
 当時、サラガリ砦を守っていたのは、イシャル・シン軍曹以下21名のシク教徒兵士のみであった。サラガリ砦は、ロックハート砦とグリスタン砦の中間点にあり、日光反射信号機による通信の中継地として建造されたもので、守りが手薄だったのである。しかしながら、21名のシク教徒兵士たちは決死の覚悟で戦って夕方までよく持ちこたえ、全滅するまでに少なくとも160名以上のパシュトゥーン人を返り討ちにした。最終的にサラガリ砦はパシュトゥーン人の手に落ちるが、ここで1日足止めされたことで戦局が不利となり、その2日後には英国に奪還されている。
 21名で1万人に立ち向かったサラガリの戦いは、世界の戦史上でも類い稀な武勇伝として記録されている。その武勇を称え模範とするため、インド軍は9月12日を「サラガリの日」として祝っている。

2.シク教の教義と歴史

 シク教徒の人口はインドの全人口の1.7%と少数派だが、インド北西部のパンジャーブ州では6割の人々がシク教を信仰している。シク教は、世界各地を旅した社会改革家ナーナク(1469-1539)を開祖とする。また、それを信仰する人々をシク(弟子)と呼ぶ。シク教では神はワヘグルと呼ばれ、唯一の絶対真理にして、世界を創造し、時間や空間を超越し、永遠に存在し、姿形もないとされる。平等や勤労を重視する他、肉食や飲酒を禁止しない代わりに喫煙を禁止している。
 シク教の外見的な規定は5Kと呼ばれる。すなわち、ケーシュ(髪や髭を切らない)、カンガー(櫛を身につける)、キルパーン(短刀を身につける)、カチェーラー(半ズボンの下着を履く)、カラー(鉄製の腕輪を身につける)である。シク教徒男性は長髪を束ねてターバンで覆っている。ターバンはシク教徒の尊厳の象徴であり、ターバンに触れたり脱がしたりすることは最大の侮辱とされる。また、自分の身につけているターバンを外して相手に捧げることは、最大の恭順の意を示す。

3.「ケサリ」の意味

 映画の題名となっている「ケサリ(ケーサリー)」だが、まず「ケーサル」とはサフランのことである。サフランはインド料理などに使われる高級香辛料だ。同名のアヤメ科多年草の雌しべを乾燥させたもので、独特の香りを持ち、食品を鮮やかな黄色に染める。この色をケーサリーと呼ぶ。サフラン色と言い替えてもいいだろう。
 サフラン色はインドでもっとも重要な色のひとつだ。インド国旗の上部はサフラン色であるし、ヒンドゥー教や仏教の僧侶が身につける布の色もサフラン色である。シク教においてもサフラン色は同様に重視されており、宗教旗の背景はサフラン色に染められている。
 インド国旗の解説によると、サフラン色は「勇気と犠牲」を意味するとされている。なぜサフラン色が勇気と犠牲を意味するのだろうか。
 中世から北西インドを中心にラージプートと呼ばれる戦士階級が群雄割拠して覇を争っていた。現在でもラージャスターン州などに堂々たる城塞がいくつも残っているが、それらはラージプートの王族によって建造された。ラージプートの戦士たちは死をも恐れない勇猛果敢さで知られ、敗戦が濃厚となると、サフラン色の衣服を着用して最期の戦いに臨んだ。言わばサフラン色は、決死の勇気の象徴であり、自己犠牲や殉死の色なのである。
 シク教の戦士たちもその気風を受け継いでおり、サフラン色に勇気と自己犠牲の誓いを託している。また、ライオンのたてがみがサフラン色であることから、「ケーサリー」はライオンも意味する。この点も戦士の色として最適だ。

PROFILE

高倉嘉男 TAKAKURA YOSHIO
1978年生まれ。ジャワーハルラール・ネルー大学でヒンディー語博士号取得。
インドの首都デリーに10年以上住み、毎週インド映画を観て、 インド留学日記「これでインディア」でレビューしてきたため、 インド映画に詳しくなった。インド映画出演経験あり。現在は日本に在住。

劇場情報

東京
エリア
劇場名
電話番号
公開日
東京
03-5367-1144
上映終了
東京
03-6825-5503
上映終了
東京
0422-66-5041
上映終了
関東
エリア
劇場名
電話番号
公開日
神奈川
044-223-3190
上映終了
新潟
025-520-7626
上映終了
中部
エリア
劇場名
電話番号
公開日
愛知
052-264-8580
上映終了
岐阜
0584-73-0567
上映終了
関西
エリア
劇場名
電話番号
公開日
大阪
050-6864-7125
上映終了
兵庫
06-6429-3581
11/8
兵庫
0797-87-2261
上映終了
京都
075-203-9862
上映終了
中国・四国
エリア
劇場名
電話番号
公開日
岡山
086-231-0019
上映終了